造成工事とは

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造成工事とは

一般の方で、造成という言葉を聞いた事はあまりないかと思います。

そもそも、造成という工事はどのような工事なのか

造成のプロがわかりやすく解説致します。

造成の意味

造成という言葉は、誰も手つかずの土地を他の利用目的に合わせて

土地の整備するという意味があります。

広範囲の意味合いとして捉えると、自然のままで林や山のような土地に

手を加え、新たな利用目的のために開発をする

すべてこの造成に当たると言えるでしょう。

土地を用途に合わせて地盤から設計する造成工事は

安心かつ安全に土地を使用するうえでは絶対に欠かせません。

土地は、各地域の地形や形状によって地盤の強さが異なります。

中には、そのままの状態では、建物を建てられない土地も存在します。

そういった土地は、造成を行って地盤を強化する必要があるのです。

造成工事は地盤を改良したり、土地の開発をするため

必ず重機を使った作業になります。

また、安全性を確保するために杭を打ち込んだり

許可を申請するための手間がかかったりするので

造成工事の費用も高額になりがちです。

造成工事の種類

造成工事には大きく分けて4つの種類が存在致します。

各地区の地形や形状、用途によって作業方法が異なります。

整地による造成工事

林や山といった、人の手が施されていない土地のほとんどは

傾斜や凹凸が必ず存在します。

そのような土地を平らにすることが整地と呼ばれる工事ですが

宅地として造成する際にも、最も適切な方法であり

土地の資産価値を高める効果もあるため

住宅を建てる際に必要な造成方法になります。

伐採や防草による造成

どのような土地の利用をする時でも木や樹木、雑草等は邪魔なものになります。

そのため造成工事では、これらの木や樹木、雑草を伐採もしくは

雑草がこれ以上生えてこないように防草する必要があります。

木や草はどんなに伐採や抜いたところで、たちまち生えてきます。

根こそぎ抜いたり、防草シートなどを使ったりする方法が有効的となります。

地盤の改良による造成

軟弱な地盤の地域に建物を建築してしまうと、地盤沈下や

建物の傾きを生じさせてしまう原因になりかねません。

このような土地と建物が建てられる、地盤の強固な土地にするために

その土質に合わせた地盤改良が必要となってきます。

具体的な方法として、表層改良工法や柱状改良工法

鋼管杭工法などの方法があります。

土地の形状や土質などにより施工方法が変わるため

予算や用途に合わせて適切な方法を用いましょう。

土盛りや土留めによる造成

土地を購入したところが、道路や他の土地よりも高低差が低い場合

水害や土壌の流出を防ぐために土盛や土止をする必要があります。

まず土盛を施すことで、その土地の高低差の高さを上げ

土留めで盛り上がった部分の流出を防ぐことが可能です。

最近では、土盛や土留めと一緒に擁壁の設置を行い

その効果を向上させる工事も増えてきております。

残土処分による造成

傾斜地などにある土地を整地する際に、切土という工法を用いて

土地を切り取る作業を行う工事があります。

土地を切り取った際に出る、土つまり残土をどう処分していくのか

適切な処理を行う事が残土処理です。

残土処理の方法としては、主に埋め立てや埋め戻し

宅地の造成などに用いられることがほとんどです。

造成工事の方法

ここまで、造成工事についての基礎知識について解説致しました。

ここからは造成工事の具体的な工事の方法について解説致します。

粗造成

粗造成は造成工事の際には、一番用いられている造成工事の方法となります。

建物を取壊し、解体した際に出てくる廃材を一緒に

土地の転圧をする作業のことを言います。

その名の通り、粗い造成工事の方法なので

細かいルールなどは決められていない方法です。

砂利造成

利用する土地に砂利を加えて、転圧する造成方法が砂利造成です。

砂利造成は砂利が水を吸う事で浸水性に富んでいます。

水はけが良くなったり、外観も綺麗に見せたりすることもできます。

またその他のメリットとして、不審者等の防犯対策が挙げられます。

砂利を交えることで足音が大きく立つようになるため

不審者等の侵入などにも気づきやすいです。

防草仕上げ

防草仕上げには、防草シートなどを用いて、草の繁茂を防ぐことが可能です。

土地を綺麗に仕上げるためには事前の除草が重要になってくるので

事前の処理は徹底的に行うようにしましょう。

コンクリート・アスファルト舗装

土地を駐車場や道路として利用する場合には

コンクリートやアスファルト舗装を施す必要があります。

コンクリートとアスファルトには、それぞれメリット・デメリットがあり

舗装を利用する際には、それらの特性を理解しておくことが必要です。

一般的にはコンクリートは耐久性があり

アスファルトは価格が安いというメリットがあります。

造成工事にかかる費用

造成工事を施す場所や地域、土質などの性質により

その土地に応じて異なる工事方法があるため、費用については

造成後の用途によってもその費用は様々です。

傾斜地の工事費用

傾斜地の場合は斜面の崩壊などのリスクに備え

造成工事だけではなく様々な工事を施す必要があります。

またその傾斜に応じて費用も高くなってくるのが一般的でしょう。

傾斜角度 坪単価費用
傾斜3~5度 35,000円~38,000円
傾斜5~10度 60,000円~65,000円
傾斜10~15度 90,000円~100,000円
傾斜15~20度 130,000~150,000円

上記のような金額が傾斜がある工事にはかかってきます。

傾斜15度以上の場合は何十万かそれ以上という単位になってくるため

造成工事を進める際には細心の注意が必要です。

田んぼの工事費用

多くの田んぼは液状化現象や地盤沈下のリスクがあります。

そうならないように地盤の改良を適切に行うことが必要です。

しかし、その分コストが膨大にかかり、坪単価18~20万円ほどかかる

見込みがあるため全体的の費用は非常に大きくなります。

駐車場の工事費用

駐車場を快適に利用できる工事を行うために、造成する際には

アスファルト舗装などの工事を事前にする必要性があります。

そのため、その分のコストを踏まえてトータルコストを考えるのが一般的でしょう。

現在の相場としては10台ぐらいの駐車場であれば150~200万円

ほどの費用で造成することができるでしょう。

宅地造成

宅地造成は他の造成工事とは異なり、擁壁や上下水の引き込み

開発工事であれば、開発申請に係る書類の作成や申請が必要になります。

開発道路の引き込みやグレーチング、桝の設置など

様々な附帯する工事があるため、費用は大きなものになるでしょう。

以前、弊社で施工させて頂きました宅地造成を例に致しますと

16宅地造成で税込み42,000,000円にも及びました。

それでもコストダウンを図ったり値引きをした金額です。

単純に1宅地辺り250万円前後と言えるでしょう。

まとめ

今回は造成について解説させて頂きました。

多種多様な工事工法があり、それによって必要なコストが

大幅に変わってきます。

綿密な打ち合わせや、事前計画をすることにより

各地区の土地に適した造成工事を施さなければなりません。

昨今では、コンクリートや木材などの材料の高騰に加え

職人不足など深刻な諸問題を抱えています。

各事業所や会社などが一丸となって協力していかなければならない時代です。

当ブログでは造成業界の向上に応援しております。

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